“蒼朮”の読み方と例文
読み方割合
そうじゅつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
骨についている腐肉を匙で掻きとって蒼朮そうじゅつの煎汁で晒し、骨格を関門の地下二十尺のところへ拝跪するかたちにして埋めた。
新西遊記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
秋の夜の糠雨といえば物の湿ける事入梅にもまさるが常とてわたしは画帖や書物の虫を防ぐため煙草盆たばこぼんの火をき立てて蒼朮そうじゅつき押入からきりの長箱を取出して三味線をしまった。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
先ほどからきつづけた蒼朮そうじゅつ
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)