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蒲葵
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クバ
ふりがな文庫
“
蒲葵
(
クバ
)” の例文
蒲葵
(
クバ
)
の葉の簑笠で顏姿を隱し、杖を手にしたまやの神・ともまやの神の二體が、船に乘つて海岸の村に渡り來る。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
先島
(
サキジマ
)
の中には、まやの国といふ彼岸の聖地から、まやの神及びともまやと称する神が来るとしてゐるものもあつて、此は、
蒲葵
(
クバ
)
の簑笠を被つた異形神であります。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
八重山諸島では、村の祭りや、家々の祭りに臨む神人・神事役は、顔其他を芭蕉や、
蒲葵
(
クバ
)
の葉で包んで、目ばかり出し、神の声色や身ぶりを使うて、神の叙事詩に連れて躍る。
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
蒲葵
(
クバ
)
(=びらう)の木が神聖視されるのは、多く此木にあふりがあると見たからである。
琉球の宗教
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
春の初めにまやの神・ともまやの神の二神、楽土から船で渡つて来て、
蒲葵
(
クバ
)
笠に顔を隠し、簑を着、杖をついて、家々を訪れて、今年の農作関係の事、其他家人の心をひき立てる様な詞を陳べて廻る。
古代生活の研究:常世の国
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“蒲葵”の意味
《名詞》
ヤシ科の植物「ビロウ」の漢名。
(出典:Wiktionary)
蒲
漢検準1級
部首:⾋
13画
葵
漢検準1級
部首:⾋
12画
“蒲”で始まる語句
蒲団
蒲鉾
蒲
蒲公英
蒲焼
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