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萼片
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がくへん
ふりがな文庫
“
萼片
(
がくへん
)” の例文
花下
(
かか
)
にある五
萼片
(
がくへん
)
は
宿存
(
しゅくそん
)
して
花後
(
かご
)
に残り、八
片
(
へん
)
ないし多片の
花弁
(
かべん
)
ははじめ
内
(
うち
)
へ
抱
(
かか
)
え込み、まもなく開き、
香
(
かお
)
りを放って花後に
散落
(
さんらく
)
する。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
君はどくだみに白い花が咲いて、それが四弁だと数えているが、あれは植物学上、実は
萼片
(
がくへん
)
に当るもので、花びらではないというのである。それだけのことを注意するためにわざわざ端書をよこした。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
ただ花の器官に大小
広狭
(
こうきょう
)
、ならびに
色彩
(
しきさい
)
の違いがあるばかりだ。すなわち
最外
(
さいがい
)
の大きな三
片
(
ぺん
)
が
萼片
(
がくへん
)
で、次にある
狭
(
せま
)
き三片が
花弁
(
かべん
)
である。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
花の時の
子房
(
しぼう
)
は緑色で、その
上縁
(
じょうえん
)
に
狭小
(
きょうしょう
)
な五
萼片
(
がくへん
)
がある。
花後
(
かご
)
、この
子房
(
しぼう
)
は成熟して果実となり、その上方の
小孔
(
しょうこう
)
より黒色の種子が出る。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“萼片(
萼
)”の解説
萼(がく、ガク、蕚は異体字、en: calyx, pl. calyces)とは、花において最も外側にあり、その内側の花冠とは明らかに色・大きさなどが異なる葉的な要素に対する集合名称である (右図)。萼を構成する個々の要素は、萼片 (がく片、ガク片、en: sepal) とよばれる。
(出典:Wikipedia)
萼
漢検1級
部首:⾋
12画
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
“萼”で始まる語句
萼
萼弁