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草靄
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くさもや
ふりがな文庫
“
草靄
(
くさもや
)” の例文
いの字ヶ原の
草靄
(
くさもや
)
は、かかるあいだに
薄
(
う
)
ッすらと
霽
(
は
)
れかけていた。遠くかすんでいる山の前を、一羽の鳥影が悠々と横ぎってゆく。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
卯月の夜は、
草靄
(
くさもや
)
にぼかされて来た。佐渡は、むなしく駒を返しながら
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして敵兵の影を遠巻きに退路をつつみ、
草靄
(
くさもや
)
が白く野を流れていた。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
靄
漢検1級
部首:⾬
24画
“草”で始まる語句
草鞋
草
草履
草臥
草叢
草原
草木
草鞋穿
草花
草双紙