“茶湯台”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃぶだい50.0%
ちやぶだい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清三も母親もふたたび茶湯台ちゃぶだいに向かった。親子はやはり黙って夕飯を食った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
一風呂はいって、汗を流して来るころには、午飯ひるめしの支度がもうできていた。赤いたすきをかけたうちの娘が茶湯台ちゃぶだいを運んで来た。さかなはナマリブシの固い煮付けと胡瓜きゅうりもみと鶏卵にささげの汁とであった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
硝子ガラスの戸を開けてはひると、カフェーらしく椅子いす、テーブルの土間もあり、座敷には茶湯台ちやぶだいも備はつてをり、居間といふか茶の間といふか、そちらには長火鉢ながひばちも置いてあり
椎の若葉 (新字旧仮名) / 葛西善蔵(著)