茶湯台ちゃぶだい)” の例文
清三も母親もふたたび茶湯台ちゃぶだいに向かった。親子はやはり黙って夕飯を食った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
一風呂はいって、汗を流して来るころには、午飯ひるめしの支度がもうできていた。赤いたすきをかけたうちの娘が茶湯台ちゃぶだいを運んで来た。さかなはナマリブシの固い煮付けと胡瓜きゅうりもみと鶏卵にささげの汁とであった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)