苦患くかん)” の例文
われら風情をも、たのむべきやからおぼし給えばこそ、かほどの大事をも、お胸を割って、打ち明け下されたものと存ずる。君恥かしめらるれば臣死す。やわか殿おひとりのみに苦患くかんをおさせ申そうや。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)