“若粧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わかづく75.0%
わかづくり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は若粧わかづくりを得意として、実際はもう二十四、五であるにも拘らず、十八、九か精々二十歳はたちぐらいの若い女に見せかけて、殊更に野暮らしい田舎娘に扮していた。
半七捕物帳:66 地蔵は踊る (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
若粧わかづくりにはしているが、もう廿七八かとも思われる立派な身装みなりの婦人がこの休憩所へはいって来たのであった。婦人は大きい旅行鞄を重そうにさげて、片手に毛皮の膝掛けをかかえていた。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
華美はで若粧わかづくり、何うしても葉茶屋のお内儀かみさんにいたしては少し華美なこしらえ、それに垢抜けて居るから一寸表へ出ても目立ちます。
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)