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若粧
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わかづく
ふりがな文庫
“
若粧
(
わかづく
)” の例文
彼女は
若粧
(
わかづく
)
りを得意として、実際はもう二十四、五であるにも拘らず、十八、九か精々
二十歳
(
はたち
)
ぐらいの若い女に見せかけて、殊更に野暮らしい田舎娘に扮していた。
半七捕物帳:66 地蔵は踊る
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
若粧
(
わかづく
)
りにはしているが、もう廿七八かとも思われる立派な
身装
(
みなり
)
の婦人がこの休憩所へはいって来たのであった。婦人は大きい旅行鞄を重そうにさげて、片手に毛皮の膝掛けをかかえていた。
探偵夜話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
わっしも念のために両国へまわって、飲みたくもねえ茶を飲んで来ましたが、そのお米という女は
若粧
(
わかづく
)
りにしているが、もう二十三四でしょう。たしか若主人よりも年上ですよ。ねえ、親分。
半七捕物帳:57 幽霊の観世物
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
粧
常用漢字
中学
部首:⽶
12画
“若”で始まる語句
若
若者
若衆
若干
若狭
若人
若旦那
若葉
若木
若僧