色帋しきし)” の例文
わが発句の口吟こうぎん、もとより集にあむべき心とてもなかりしかば、書きもとどめず、年とともに大方おおかたは忘れはてしに、おりおり人のとい来りて、わがいなむをも聴かず、短冊色帋しきしなんどわるるものから
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)