良望よしもち)” の例文
その子良望よしもちから正盛まで六代、諸国の受領ずりょうとして、私腹を肥やす傍ら、武門の名を次第にとどろかしていったのである。
高望王の御子が、国香、良兼、良将、良繇よしより、良広、良文、良持、良茂と数多くあつた。其中で国香は従五位上、常陸大掾、鎮守府将軍とある。此の国香本名良望よしもちけだし長子であつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)