“良佐”の読み方と例文
読み方割合
りやうさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊勢之川崎良佐りやうさ、帰路同道、江戸へ二十度もゆき、初両三度ははやくいにたい/\とのみおもひ候。近年にては今しばらくもゐたし、住居してもよしと思候と物がたり候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
茶山ははしなく、漸く江戸に馴れて移住してもよいと云ふ河崎良佐りやうさと、猶江戸を畏れつゝ往反になやむ老を歎く自己とを比較して見た。そして到底奈何いかんともすべからずと云ふにをはつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)