“般若坂”の読み方と例文
読み方割合
はんにゃざか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あなたが、今朝ここを立つのを知って、宝蔵院のお坊さま達が、槍を持って、十人余も連れ立ち、般若坂はんにゃざかのほうへ行きました」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
般若坂はんにゃざかに近いころであった。その一つの丘の彼方かなたから、誰か、焚火たきびでもしているらしく茶褐色のけむりが見える。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その杉の樹のしまのあいだから見えるものは、やがて近い般若坂はんにゃざかにかかるなだらかな春野の傾斜と
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)