“舍利（しやり）” の例文
新字：舎利
殺したとは辛抱（しんばう）甲斐（がひ）のなき事ぞ假令（たとへ）骨（ほね）が舍利（しやり）になればとて知らぬ事は何處迄（どこまで）も知らぬとは何故云はれぬぞと云を九助は聞終瀧（たき）の如く涙を
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)
大塚の重三はすつかり得意でしたが、肝腎の高木鋭次郎は、骨が舍利（しやり）になつても白状しません。
銭形平次捕物控：027 幻の民五郎 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
「それは申上げられません、骨が舍利（しやり）になつても」
銭形平次捕物控：009 人肌地藏 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)