“舌人”の読み方と例文
読み方割合
ぜつじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魯国行ろこくゆきにつきては、何事をか叙すべき。わが舌人ぜつじんたる任務つとめはたちまちに余をらっし去りて、青雲の上におとしたり。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
わたくしは母を寿した夢沢と母に先だつて死んだ梅泉とを較べて思つて見た。わたくしは此等の諸劉の上を知らむことを願つてゐる。長崎舌人ぜつじんの事跡にくわしい人の教を得たい。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
茶山のことは長崎にある新旧の清客に及び、又舌人ぜつじんに及んだ。清客には第四江、第五陸、第六朱、第七沈の四人の名が出でてゐる。其名字等は津田繁二さんを煩はして、後に補入しようとおもふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)