興行師しうち)” の例文
「なんで、そない鹿児島がお嫌ひだんね。」興行師しうちはよなひで済む事なら、済ませたいやうな口振くちぶりだつた。
興行師しうちが何と言つても、梅玉は桜島がこはいと言つて、いつかな鹿児島行をき入れなかつた。
罪のない子役のませた仕草しぐさは、涙脆なみだもろ桟敷さじき婦人をんな客を直ぐ泣かせる事が出来るので、横着な興行師しうち俳優やくしややは、成るべく年端としはかない、柄の小さい子役を舞台に立たせようとする。