興禪寺こうぜんじ)” の例文
新字:興禅寺
午后は町を逍遙せずやといふ友の言葉に從ひて、家の若き主人あるじ三人みたり共に家を出づ。先づ、木曾川を渡りて、對岸なる興禪寺こうぜんじを訪ふ。寺は町の古寺にして、域内に木曾義仲の墳墓あり。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)