“腹掻”の読み方と例文
読み方割合
はらか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——それがしのお供はかなわぬまでも、何とぞ、堀尾殿はぜひ御左右にお加え下されませ。広行、この場にて、腹掻はらかッ切り、殿の後顧こうこは、断ってお見せいたしまする」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父上は、主君への申譯、腹を切らうとなさいましたが、腹掻はらかき切つて出て來るといふ品では御座いません。——主君に申上げて、御驚きの中にも、三日だけ猶豫いうよを頂きました。