脚速きゃくそく)” の例文
泥によごれた無数の軍馬のすねが、織機はたのように脚速きゃくそくをそろえて、敵方の甲冑武者かっちゅうむしゃせ、長槍や陣刀を舞わせながら、二人の顔の上を、躍りこえ、躍りこえして、駈け去った。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
松平勢はかなりの脚速きゃくそくで長途を殺到したばかりなので
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)