脚色すぢ)” の例文
なるほど脚色すぢだけは口でいつても言はれますが、読んだおもしろ味は話されません。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
脚色すぢだけ話をするとなると、こんな煩さい事はないのですから、自分もまた其様そんな物を読むと云ふ智慧はない時分で、始終絵ばかりを見て居たものですから、薄葉うすえふを買つて貰つて、口絵だの
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)