胸釦むねぼたん)” の例文
実際胸釦むねぼたん穿めて、鏡の前に立つてみると、中将自身すら気が咎めてならない程折目折目が痛むでゐる上に、肝腎の金ぴかが厭にくすんだ色をしてゐた。