胴着チョッキ)” の例文
胴着チョッキ 【左外】ウォルサム製廿型にじゅうがた金時計。金鎖。蓋附磁石。十四金鉛筆附。いずれもすこぶる古いもので、その時の正確な時間十時十五分を示している。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
記章しるしとはどう云う記章です。」とわたくしは風呂敷包を下に置いて、上着と胴着チョッキの胸を一度にひろげて見せた。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しかもその風呂敷に似た襟飾ネクタイが時々胴着チョッキの胸から抜け出して風にひらひらするのを見受けた事があった。