胡琴こきん)” の例文
「では、どうして胡琴こきんをひいたり、あたしに歌をうたわせたりするの?」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ゆくりなく高き胡琴こきんの音のなかに今日けふ啜り泣く我れを聞くかな
といって、兵部の娘は糸巻を置いて、胡琴こきんを取上げました。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
家づとに胡琴こきんを買へば店あるじ添へて与へぬ福の字の護符ごふ