背身そりみ)” の例文
対手は唯『さうですか。』と謂ツただけで、別に引留めやうともせぬので、彼は聊か心を安んじたらしく、曇ツて日の見えぬ空を一寸背身そりみになツて見乍ら
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
對手は唯『うですか。』と謂ツただけで、別に引留めようともせぬので、彼は聊か心を安んじたらしく、曇つて日の見えぬ空を一寸背身そりみになツて見乍ら
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)