“そりみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
反身97.1%
背身2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しわぶき、がっしりした、脊低せいひく反身そりみで、仰いで、指を輪にして目に当てたと見えたのは、柄つきの片目金、拡大鏡をあてがったのである。
頭こそ円けれ、黒羽二重の羽織を長めに著て、小刀を腰にした反身そりみの立姿が立派で、医者坊主などといわれた円頂えんちょうの徒とは違うのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
対手は唯『さうですか。』と謂ツただけで、別に引留めやうともせぬので、彼は聊か心を安んじたらしく、曇ツて日の見えぬ空を一寸背身そりみになツて見乍ら
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
對手は唯『うですか。』と謂ツただけで、別に引留めようともせぬので、彼は聊か心を安んじたらしく、曇つて日の見えぬ空を一寸背身そりみになツて見乍ら
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)