背負梯子しょいばしご)” の例文
二人は少しあわて気味で、炭俵や糸革袋いとかわぶくろが結びつけられた背負梯子しょいばしごへ両手を突っ込んで、いま登り来るという武家の眼をのがれるもののように、やしろの裏路を黄金沢こがねざわの方へ切れてしまいます。
東京のまわりだけでは背負梯子しょいばしごといって、とくにあしの長いものが多い。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)