“背戻”の読み方と例文
読み方割合
はいれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斯の如く法律の進歩と復讐の実行とは相背戻はいれいせり。吾人は復讐なるものを以て、受けたる害に対して返へすべき害なりと思へり。
復讐・戦争・自殺 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
芸術は遂に国家と相容れざるに至って初めてたっとく、食物は衛生と背戻はいれいするに及んで真のあじわいを生ずるのだ。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それにもかかわらず、今更国法を破ろうとするのは、これ即ち当初の黙契に背戻はいれいするものではないか。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)