“はいれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
背戻60.0%
悖戻20.0%
悖礼20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芸術は遂に国家と相容れざるに至って初めてたっとく、食物は衛生と背戻はいれいするに及んで真のあじわいを生ずるのだ。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
もともと正義を愛し人道を好む人間の本性に悖戻はいれいし、その理性の是認を受け難いから、かかる覇道に反対して王道なるものが叫ばれたのだが、ここに於てか覇者もまた仁義を口にし
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
と私に教えて呉れたことがあったけれど、いま私も、こうして対坐して、ゆくりなく久保君の身のうえと、それから、「深田久弥の間抜野郎」を思い出し、悖礼はいれい瘠狗せきく、千石船に乗った心地で
狂言の神 (新字新仮名) / 太宰治(著)