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肅
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しめ
ふりがな文庫
“
肅
(
しめ
)” の例文
新字:
粛
「野分だちて、にはかにはだ寒き夕暮の程は、常よりも、おぼし出づること多くて」という桐壺の帝の
愁
(
うれい
)
より始め、「つれづれと降り暮して、
肅
(
しめ
)
やかなる宵の雨に」
大殿油
(
おおとなぶら
)
近くの
『新訳源氏物語』初版の序
(新字新仮名)
/
上田敏
(著)
一
穗
(
すゐ
)
の
燈
(
ともしび
)
を狹みて
相對
(
あひたい
)
せる小松殿と時頼、物語の樣、
最
(
い
)
と
肅
(
しめ
)
やかなり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
一日降つた
肅
(
しめ
)
やかな雨が、夕方近くなつて
霽
(
あが
)
つた。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
涙に浮くばかりなる
枕邊
(
まくらべ
)
に、
燻籠
(
ふせご
)
の匂ひのみ
肅
(
しめ
)
やかなるぞ
憐
(
あは
)
れなる。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
肅
部首:⾀
13画
“肅”を含む語句
嚴肅
肅然
肅愼
靜肅
甘肅省
肅々
肅公綱條
肅殺