“聾耳(つんぼ)” の例文
元来他(ひと)の言うことの耳に入らない人だけれど、今から聾耳(つんぼ)になって社の方が勤らなくては家のものが困る。
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
初めから耳が悪いと思い込む奴もあるまいさ。中耳炎(ちゅうじえん)でもやったのなら兎に角。しかし驚いたよ。聾耳(つんぼ)とは気が利かない。然うとも知らず、『おい、もっとハッキリ言え』なんて電話で人を
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
伯父さんは聾耳(つんぼ)である。つんぼもつんぼも金(かな)つんぼだ。唯話をしたって通じない。お前は馬鹿だよと言っても笑っている。喇叭(ラッパ)のようなものを耳に当てがって、大きな声を出さなければ聞えない。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それからお父さんは伯父さんから手紙が来た時又面倒な八釜(やかま)しやが御出(おいで)になるんだなといった事、けれどもお母さんは彼(あ)の聾耳(つんぼ)は滞在中の雑用(ぞうよう)を払うから、伯母さんよりか始末が善いといった事
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)