聴容ききい)” の例文
旧字:聽容
死の真近になった顔にぽろぽろとこぼして、「なるほど考えてみると、今までは私が悪かった。謝るから、どうかこのことだけは一つ自分の遺言だと思って、聴容ききいれて貰いい」
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)