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老猾
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おやぢ
ふりがな文庫
“
老猾
(
おやぢ
)” の例文
そこで今の『
美人
(
びじ
)
クリイム』、これもその手に
罹
(
かか
)
つたので、
原
(
もと
)
は貧乏士族の娘で堅気であつたのだが、
老猾
(
おやぢ
)
この娘を見ると食指大いに動いた訳で
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
これはよしんば奴の胸中が見え透いてゐたからとて、勢ひ
辞
(
ことわ
)
りかねる人情だらう。今から六年ばかり前の事で、娘が十九の年
老猾
(
おやぢ
)
は六十ばかりの
禿顱
(
はげあたま
)
の事だから、まさかに色気とは想はんわね。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
猾
漢検1級
部首:⽝
13画
“老”で始まる語句
老
老人
老爺
老婆
老耄
老舗
老獪
老母
老婢
老女