“翔破”の読み方と例文
読み方割合
しょうは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして爆音勇ましくアタマ飛行場を離陸すると、無限の時空を一気に翔破しょうはしつつ、諸君の眼下に横たわる雄大、荘厳を極めた万有進化の大長流を六億年ほど逆航するのだ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
大鵬たいほうという鳥がある。よく万里を翔破しょうはします。しかし大鵬の志は燕雀の知る限りではない。古人もいっている——善人がくにを治めるには百年を期して良くざんさつを去ってす——と。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)