“翔込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かけこ50.0%
たちこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論誰も手を触れず、いつ研いだ事もないのに、切味きれあじの鋭さは、月の影に翔込かけこふくろう、小春日になく山鳩は構いない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いまの並べた傘の小間隙間すきまへ、柳を透いて日のさすのが、銀の色紙しきしを拡げたような処へ、お前さんのその花についていたろう、蝶が二つ、あの店へ翔込たちこんで、傘の上へ舞ったのが、雪の牡丹へ
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)