“羽織地”の読み方と例文
読み方割合
はおりじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、男物の羽織地はおりじを出して「すまないが大急ぎでい上げてくれ」
「京の水でなければこの色は出ません。江戸紫と申して、江戸の水は紫に合いますし、京の水はまたべにによく合います。京紅と申すくらいです。この羽織地はおりじの黒も下染めには紅が使ってございます。」
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)