全身には大出血特有の不気味な羸痩が現われ、弛んだ皮膚は波打って、それが薄気味悪く、燐光色に透き通って見えるのだった。
顔色蒼く頬もこけ、全身羸痩しているのは、杉窪の里で受けた傷が、いまだにたたっているからであろう。
又、かの肺結核の際、患者が著しく羸痩して、蛋白質を多量に補給しなければならなくなるのは、肺臓が結核菌のために冒されて、窒素固定作用を減弱せしめられるためだと考うべきでありましょう。
「目立って、ご羸痩なされました。なんともお痛わしいことで」
“羸痩”の意味
“羸痩(るいそう)”の解説
るいそう(羸痩、en: emaciation, de: Abmagerung)とは、脂肪組織が病的に減少した症候をいう。いわゆるやせ(痩せ、leanness, thinness)の程度が著しい状態であり、症候であることを強調するためにるいそう症、あるいは症候性やせなどと称することもある。脂肪組織が過剰に蓄積した症候である肥満症(obesity)、あるいは症候性肥満(symptomatic obesity)と対極にある概念である。
対義語で、肥えている状態は肥満または肥胖(ひはん)。
通常、脂肪組織が減少すると、それに伴って筋肉などの非脂肪組織も減少するが、脂肪組織のみが特異的に減少するリポジストロフィーのような例外もある。
(出典:Wikipedia)
対義語で、肥えている状態は肥満または肥胖(ひはん)。
通常、脂肪組織が減少すると、それに伴って筋肉などの非脂肪組織も減少するが、脂肪組織のみが特異的に減少するリポジストロフィーのような例外もある。
(出典:Wikipedia)