羊仙ようせん)” の例文
「わしは、李定りていという者さ。というて年中飄々ひょうひょうとしておるから、故郷にいたためしはない。山羊をひっぱって、酒に酔うて、時々、市へ行くので、皆が羊仙ようせんといったりする」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)