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纏夤
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てんいん
ふりがな文庫
“
纏夤
(
てんいん
)” の例文
彼は
玉梓
(
たまづさ
)
の悪霊を代表すると共に、仏説の
所謂
(
いはゆる
)
凡悩
(
ぼんなう
)
なるものを代表せり、この凡悩の人間に
纏夤
(
てんいん
)
するの実象を縮めて、之を伏姫と呼べる清浄無垢の女姫に加へたり。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
然
(
さ
)
れども事の
茲
(
こゝ
)
に至りて、始めて妄執の妄執たるを達破し、妄愛の
纏夤
(
てんいん
)
したるを頓脱し、恋愛の方向一転して、皮膚の愛慕を転じて内部精神の美に対する高妙なる愛慕を興発せり。
心機妙変を論ず
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
纏
漢検準1級
部首:⽷
21画
夤
部首:⼣
14画
“纏”で始まる語句
纏
纏綿
纏頭
纏足
纏向
纏繞
纏縛
纏絡
纏布
纏持