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緘黙
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しじま
ふりがな文庫
“
緘黙
(
しじま
)” の例文
旧字:
緘默
四辺
(
あたり
)
が
寂
(
さび
)
しいので、色々な物音が耳に響く。
鄙
(
ひな
)
びて
長閑
(
のどか
)
な鶏の声。あらゆる鳥の音。子供の
麦笛
(
むぎぶえ
)
。うなりをうって吹く二百十日の風。
音
(
おと
)
なくして声ある春の雨。音なく声なき雪の
緘黙
(
しじま
)
。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
だが、山は、
忽
(
たちまち
)
一時の
騒擾
(
そうじょう
)
から、元の
緘黙
(
しじま
)
に戻ってしまった。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
緘黙
(
しじま
)
を破って、
却
(
かえっ
)
てもの寂しい、
乾声
(
からごえ
)
が響いた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
“緘黙”の解説
緘黙(かんもく)とは、口を閉じて何も言わないこと、押し黙ることをいう。無言症とも。
(出典:Wikipedia)
緘
漢検1級
部首:⽷
15画
黙
常用漢字
中学
部首:⿊
15画
“緘黙”で始まる語句
緘黙行
緘黙沈吟