緑草りょくそう)” の例文
大鼻の頭に汗のたまを浮べながら、力一杯片膝下に捻伏ねじふせているのは、娘とも見える色白の、十六七の美少年、前髪既に弾け乱れて、地上の緑草りょくそうからめるのであった。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)