結痂けつか)” の例文
僕はそれをつぶして臓腑ざうふをかぶれかかつてゐる腕になすりつけたけれども、赤くれて汁の出て来たところは今度は結痂けつかして行つた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
そして次の日には二たびそこに結痂けつかするといふ具合でなかなか直らない。ほかの子供等は、さういふ女陰・男根図のことなどはいつのまにか忘れて行つた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)