経音きょうおん)” の例文
墨で洗ったような大床の廻廊を白いころもを着た稚児僧ちごそうが、粗末な御斎おときの膳を眼八分にささげ、その経音きょうおんの聞える奥の杉戸の内へ持って入った。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)