経緯たてぬき)” の例文
旧字:經緯
放蕩ほうとう懶惰らんだとを経緯たてぬきの糸にして織上おりあがったおぼッちゃま方が、不負魂まけじだましいねたそねみからおむずかり遊ばすけれども、文三はそれ等の事には頓着とんじゃくせず
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
石の上を走っている水の面の経緯たてぬきは、幾世の人の夢を描いては消し、消しては描いているのである。
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
くろがねを経緯たてぬきにして作り
妄動 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
経緯たてぬきの糸のまじり