経国けいこく)” の例文
独り洋外の文学技芸を講究するのみにてその各国の政治・風俗如何いかんつまびらかにせざれば、仮令たとひ、その学芸を得たりとも、その経国けいこくの本にかえらざるをもつて
福沢諭吉 (新字新仮名) / 服部之総(著)
健康の大事は、治民経国けいこくの大事と共に、これの消耗しょうもうを、夜間の秘戯にスリ減らすほど、愚かでもなかった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カヴル経国けいこく済世さいせいの建設的偉図も、あるいはマジニー一片の革命的檄文げきぶんかざるものあり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)