絃々げんげん)” の例文
はやくも宋江の旅情に似た胸には、淪落りんらくの女が夜舟にかなでる絃々げんげん哀々あいあいの声が思い出されている。が、さて、その夜彼が味わったものは何か。もちろん、過去にはあったそんな風雅ではない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
絃々げんげんおさえ 声々せいせいおも
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)