“淪落”の読み方と例文
読み方割合
りんらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のみならず、日本は北支那より退却し、退嬰自屈(たいえいじくつ)の政策の下に、国運の日に淪落(りんらく)に傾くことを如何ともなし能わざるに至るであろう。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
これを如何ともするに由(よし)なく、ただ空しく、遠方から淪落(りんらく)の痴漢の暗き行末を、あわれみの眼もて見送るより外に、せん術(すべ)がないのである。
フランス映画「居酒屋」でも淪落(りんらく)の女が親切な男に救われて一│皿(さら)の粥(かゆ)をすすって眠った後にはじめて長い間かれていた涙を流す場面がある。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)