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紫電
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しでん
ふりがな文庫
“
紫電
(
しでん
)” の例文
ただ、野犬のように白い歯をむき出して、突如、躍りあがるがごとき身ぶりをしたかと思うと、長い腕がブウン! と宙にうなって、
紫電
(
しでん
)
一閃!
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
横合から
紫電
(
しでん
)
一閃、平次は眞つ二つ——と思ひきや、一髮の違ひで危ふく免れました。
銭形平次捕物控:068 辻斬綺談
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
紫電
(
しでん
)
のおどろきに、
鷲
(
わし
)
は地をうってユラリ——と、空に足をちぢめた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
釦
(
ボタン
)
一つ押すと
紫電
(
しでん
)
一閃
(
いっせん
)
。太い二本の光の柱です。一本は真直に空中を飛び上る。もう一本は敵陣の中につっこむ。するとパッと
黄煙
(
こうえん
)
が
騰
(
あが
)
ると見る間に、
艦
(
ふね
)
も敵兵も瞬間に煙となって空中に飛散する。
発明小僧
(新字新仮名)
/
海野十三
、
佐野昌一
(著)
ピカリッと手槍の
紫電
(
しでん
)
、小屋の前をはすかいに流れたかと思うと——
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
と、おめきざま、
紫電
(
しでん
)
低く走って栄三郎の膝へきた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と同時に、
紫電
(
しでん
)
闇を
劈
(
つんざ
)
いて、八五郎の肩先へ——
銭形平次捕物控:116 女の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と同時に、
紫電
(
しでん
)
闇を
劈
(
つんざ
)
いて、八五郎の肩先へ——
銭形平次捕物控:116 女の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“紫電”の意味
《名詞》
紫 電 (しでん)
むらさきの色をした電光。
するどい眼光。するどい光。
(出典:Wiktionary)
紫
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
電
常用漢字
小2
部首:⾬
13画
“紫電”で始まる語句
紫電一閃