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紛糾
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いざこざ
ふりがな文庫
“
紛糾
(
いざこざ
)” の例文
「娘は可愛いだらうが、武家の
紛糾
(
いざこざ
)
といふ奴は、惡いおでき見たいに根が深くて、うつかり手を付けると、ひどい目に逢はされるぜ」
銭形平次捕物控:216 邪恋の償ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
親孝行のお蝶が親よりも更に大事な人を見付けだしたという
紛糾
(
いざこざ
)
に相違ない。稼業が稼業だけに、それをやかましく云うのも
野暮
(
やぼ
)
だと半七は思った。
半七捕物帳:07 奥女中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
結局、どちらに
分
(
ぶ
)
があるといふこともない儘に、
紛糾
(
いざこざ
)
はいつ果てるともつかなかつた。……
ふるさとびと
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
要するにこれは芸人仲間の
紛糾
(
いざこざ
)
から根を引いての意趣晴しに過ぎないかも知れない。
助五郎余罪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
そこにおひろもいて、話がまた
紛糾
(
いざこざ
)
を
来
(
きた
)
した。
挿話
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
▼ もっと見る
「氣が揉めるのかい、——あの娘は綺麗過ぎるから、いろ/\
紛糾
(
いざこざ
)
が起るんだよ。あの顏を見たとたんに、俺は三千兩の
行方
(
ゆくへ
)
が判るやうな氣がしたよ」
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
するような女じゃあ、ほかにも又いろいろの
紛糾
(
いざこざ
)
があるだろう。そこで、お前はこれからどうする
半七捕物帳:08 帯取りの池
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「気が
揉
(
も
)
めるのかい、——あの娘は綺麗すぎるから、いろいろ
紛糾
(
いざこざ
)
が起るんだよ。あの顔を見たとたんに、俺は三千両の
行方
(
ゆくえ
)
が解るような気がしたよ」
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「第一、御武家方の
紛糾
(
いざこざ
)
は畠違ひで御座います」
銭形平次捕物控:040 兵庫の眼玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「第一、御武家方の
紛糾
(
いざこざ
)
は畠違いでございます」
銭形平次捕物控:040 大村兵庫の眼玉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“紛糾”の意味
《名詞》
縺れて乱れること。
(出典:Wiktionary)
紛
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
糾
常用漢字
中学
部首:⽷
9画
“紛糾”で始まる語句
紛糾交錯
紛糾沙汰