“紙表紙”の読み方と例文
読み方割合
かみべうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一年ばかりたつたのち、彼の詩集は新らしいまま、銀座ぎんざ露店ろてんに並ぶやうになつた。今度は「引ナシ三十銭」だつた。行人かうじんは時々紙表紙かみべうしをあけ、巻頭の抒情詩に目を通した。
詩集 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)