“紙挾（かみはさみ）” の例文
新字：紙挟
フェアファックス夫人は編物をたたみ私は紙挾（かみはさみ）を取上げた。私たちは彼にお辭儀をすると、冷淡（れいたん）な會釋（ゑしやく）を返され、そのまゝ引退（ひきさが）つた。
ジエィン・エア：02 ジエィン・エア (旧字旧仮名) ／ シャーロット・ブロンテ(著)
紙挾（かみはさみ）と鉛筆を取りに二階に行きかけると、フェアファックス夫人が私に呼びかけた。「朝の御勉強は、もうお濟みになつたのでございますね。」
ジエィン・エア：02 ジエィン・エア (旧字旧仮名) ／ シャーロット・ブロンテ(著)
ある日晩餐の客があつたとき、彼は私の紙挾（かみはさみ）をとりによこした。たしかに、その内容を人々に見せる爲めであつた。
ジエィン・エア：02 ジエィン・エア (旧字旧仮名) ／ シャーロット・ブロンテ(著)